1月25日
洛中においても記録的な低温で(大原では日常茶飯事ですが)、珍しく道路まで積雪・凍結して大変でしたね。
そんな日は仕事になりませんので、予め買っておいた一日乗車券でのんびりと出かけることにしました。
京都市地下鉄&市バス京都バスの指定区間が一日乗り放題で1200円
大原から出かけますと、だいたい京都駅までの往復(550円×2)と何か乗るだけで、元が取れますし、いちいち財布を用意しないで良いので便利です。
まずは、大原からは大きく南下した東寺に行きました。
意外と京都駅からは近いです。徒歩15分。
そんなに凍ることがないであろう東寺の池もこんなになっていて、格好の撮影スポットになっていました。
東寺では、金堂・講堂・五重塔と観智院のセットの拝観券を買いました。
金堂・講堂には大きな仏像がたくさんのところと、曼荼羅を表現した仏像群のあるところがありました。
五重塔では、「京の冬の旅」特別拝観がされており・・・
前は中にも入れたのかな、竹の柵から覗くだけでしたが、ガイドさんの説明を聞きながらの見学で分かりやすく拝観できました。
一階部分は、外のモノトーンな感じと違って、極彩色(色褪せてはいますが)の仏間になっています。
西郷隆盛が最上階に登って、鳥羽伏見の戦いの戦況を見ていたとか・・・大河ドラマ関連的な説明も聞けましたよ。
五重塔は、雷に弱くて、何度か火事になっていますが、揺れには強くて、大地震で倒壊したことは一度もないとか。
スカイツリーを立てる時にも参考にされたそうですよ。
そして、東寺敷地の北側の観智院に行きました。
真言宗の勧学院(大学研究室のようなところだそうです)で
東寺の一番偉い人が住んではったそうです。
建物の入り口で靴を脱ぎます。
普段は面倒くさい作業ですが、長靴で疲れた足には格好の癒しになりました。
清潔で柔らかい床を歩くと、ほっこりしますね。
ここはおススメの場所です。
宮本武蔵が「一乗寺下り松の戦い」のあと吉岡一門から命を狙われ、ここに3年間身を隠したそうです。
武蔵直筆の襖絵がありました。
長男が武蔵にハマっているので、この話をしたら、話が弾みました。
観智院の隣は桐生君の母校の洛南高校
その、すぐ奥には新幹線・JRが通っています。
桐生君は、実家の彦根市から電車通学して通っていたそうですよ。
絶対寮だと思ってたのに、すごい!
さて、ここから市バスを乗り継いで、北野天満宮に行きました。
旅程としては、けっこうトンチンカンな予定。
でも、25日は天神さんやし、乗り放題ならこういうのもありですよね。
しかし、近づくにつれて、天神さんの参拝客でバスがぎゅうぎゅう詰めになり、大変でした。初天神だからや、やっぱり。
都会の通勤ラッシュみたいでした。
近づくまでが大変だけど、敷地に入ると、意外とゆったり散策できました。
いろんな露店があって楽しい!
私は目的の御札とカルメラ焼を買いに・・・
子たちとカルメラ焼の話題になったけど、食べたことがなかったので、上手く説明できなかったし・・・
学校で重曹の働きを調べる時に、カルメラ焼の調理をするそうですよ、最近は。
本殿では、思ったほど行列は出来ていませんでした。
5人くらい前の人を待ったかな。楽でした。
梅は、開花にはまだまだでした。
1,2本咲きかけの梅がある位でした。
この寒気がなくなって、あったかい日が来たら一斉に咲きそうですよ。
楽しみですね。
北野天満宮のあとは、烏丸どおりの地下鉄まで歩きましたが、かなり遠かったです。バスを使えばよかったと後悔。
昼ご飯のあとは、烏丸御池まで出て、錦市場へ。
外国の観光客の人がいっぱいで、昔と雰囲気が変わりましたが、一人で寂しい通行人(自分)には丁度いいです。
錦通りの東の突き当りは錦天満宮。
その後デパートにも行きましたが、ここも観光客の人が多い。
春節が近いからかな。
まあ、おかげで「客<店員の方が多い」みたいな状況でなく、いろいろサンプル試したり、楽しむことが出来ました。
気のちっちゃい通行人にはありがたいです。
一日乗車券、まだもう一枚あります。
また一人旅に使いたいと思います。